そんな自分の性格を、友人の結婚式で改めて感じる。
本当は新郎である友人の祝福を、ただただ祝うだけの事をすれば良いだけなのだが、
それを単純に出来ないと言う所が、自分の面倒くさいところだろう。
自分は一緒に参加する友人と新郎側の受付をお願いされた。
友人は受付は初めてとの事と、新婦側の方達も初めてと言う事だったが、
何度かやった事がある自分でも、完璧に出来ると言う訳では無いし、
自分達はその道の職では無い為、ある程度、普通の事が出来れば良いだろう。
そう思っていた。
式に参加した方に対し、全員が全員と言う訳では無いのですが、
正直な話を言うと、あまり良い印象を感じなかった事が多い。
まず言ってしまえば、挨拶が無い方が多い。
どちら様ですか?と言う事が多く、それは新婦側の方を見ていても感じ、
こちらからお名前を伺う事や、やり取りが終わってから、今の方が誰だったか、
と言う事を確認していた感じに近い。
それと同時に、招待状を読んでいないのだなと思った。
私達は親族側の関係者として立っている身ですので、
顔見知りだとしても、挨拶、対応はしていただきたいと感じる事もしばしば。
これは申し訳ないが、新婦側を見ていて思う事が多かった。
祝う席なのだから、楽しい雰囲気が出て来てしまうと言うのは解るが、
同窓会なんかの受付と勘違いしているのか?と言う気分でしょうがない。
結婚式と言う行事に頻繁に参加する事がある訳では無いと思うし、
礼儀云々が解らない事もあれど、今の世の中、調べれば数秒で解決出来る。
例えそれがマニュアル的な内容だったとしても、マイナスになる事は無いと思う。
礼儀正しく、自分も受付の仕事が出来たか?と聞かれれば、それはノーであるし、
自分の考え方が正しいかと聞かれても、それもノーである。
人によっては堅苦しい人間だと思うし、それを望まれない事もある。
それでも、出来るだけ新郎側の為の努力はしたとは思っている。
ただ、終わってみて感じたのは、自分は「業務的」な受付をやっていたのだなと。
恐らく、真面目と言う印象は与えられても、他に良い印象は与えられなかっただろう。
後は、式場スタッフで同じフロアに居た一人、
恐らく一番若いであろうスタッフを人間ウォッチングの様に観察していたが、
おめでたい雰囲気を醸し出す事が全く出来ておらず、対応もその場凌ぎであり、
とても祝福をする場所のスタッフとしての表情や対応ではないなと感じた。